びらんの最近のブログ記事

しぶり腹

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今日は消化器と漢方の診察だった。

漢方では前回よりしぶり腹に効くという腸癰湯(チョウヨウトウ)と桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)を使っているけど、多少効いてる感じなのか、ちょっと落ち着いて来た感じがする。

効果をはっきりするため、2ヶ月間今の漢方を続けることになった。

これでしぶり腹が落ち着いてくれると嬉しいが・・・


しぶり腹はUCの典型的な症状で、健康な人は便が出るとすっきりするのが普通だけど、UCの人はすっきりしないのが特徴なのだそうだ。

つまりすっきりしないのは大腸(特に直腸)に潰瘍やびらんの炎症があるためで、それがなくならないと血便が止まらなくて、しぶり腹が続くということらしい。

寛解と言っても、炎症が完全になくなっているわけではないから、その部分は今更ながら、つらいと感じてしまいます。

消化器の診察は血液検査の値も安定しているので今のまま様子を見ていくことになった。

アサコールとビオスリーを継続服用+ペンタサ注腸で。

ただ、ステロイド離脱から1ヶ月なので、念のため、6月からGCAPを再開することにしたぞ。
今日は今年初の大腸内視鏡。

前回の検査から半年ぶりだ。

今回は下剤をマグコロールからビジクリアという錠剤に変更してもらった。

このビジクリアは錠剤なので普通に薬を飲む感覚で処方できるのでマグコロールに比べれば楽!
ビジクリア説明.jpg

それでも最後の方は腹が苦しくてつらくなってたが・・・

気持ち悪くなって吐くよりずっとましですね。


そして内視鏡開始。

まずは直腸の炎症(潰瘍)が確認された。

その後、奥まで進んでいったが、S状結腸に多少びらんがあるもののそれより奥はきれいになっていた!

てことで、悪い物は見つからなかった上に、大腸炎も直腸部分(しかも肛門のそば)に潰瘍が残っているだけでだいぶ寛解していることが確認された!

しかし・・・てことは腫瘍マーカー(CEA)高値の説明が・・・


大腸以外の腫瘍の可能性を考えると継続して腫瘍マーカーは検査した方がいいということになって、次回4月7日診察予定の時、採血することになった。

大腸が落ち着いてきて、ホッとしたけど、CEAはなんなんだろうか・・・

CEA高値の原因部位は胃、大腸、肺、腎臓とあるけど・・・

精神的によくないな、この状態は。涙

内視鏡画像

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今日は予定通り、先生から内視鏡画像を見ながらの病状説明があった。

直腸部分は潰瘍があるけど、それ以外はびらんがあるのか分からないほどきれいになっている!!

しかし現実には昨日調子が良かった便の状態も以前の状態に戻り、ガスと膿が短時間で排出される状態になってしまった。

そのことを先生に聞いてみると「直腸だけの潰瘍でそれほどガスや膿がひどい状態は聞いたことがない。
むしろ、免疫抑制剤を使わなくてもいいかと思える腸の状態!」とのことだった。

でも現実には血便混じりの膿がひどくてつらい状況であることを訴えたら今後の方針を先生同士で確認してくれることになったよ。

そして今日夕方、外来の時の主治医の先生が様子を見に来てくれた。(入院と外来で、担当の先生が違うので・・・)

外来担当の先生はかなりえらい人なのでこちらが恐縮して正座してしまったよ・・・笑

そこで話したのは全体的には快方に向かっているがやはりガスと膿が多くてつらそうなのでそれにあわせた治療(=免疫抑制剤)をしてくれるとのことだった。

入院担当の先生も話していたように現在の大腸を見る限り、副作用を考えると通常免疫抑制剤は使わない。
しかし直腸でしかも肛門に近い潰瘍の場合は免疫抑制剤以外の経口薬では薬が届かないことが多く、免疫抑制剤で身体全体から治療していくという事だった。

他にも注腸や座薬等があるが、プレドネマ注腸・ペンタサ注腸やリンデロン座薬を試してそれほど有効ではなかったようなので、入院中という現在の諸条件を考え、免疫抑制剤のタクロリムスで治療を続けましょう。
との話を頂いた。

タクロリムスは以前書いたように血中濃度をコントロールして、免疫を抑制するのだけど、血中濃度の血液は朝6:30頃採血するのがいいとのことで、入院しているときの方が治療に適しているそうだ。

そんなわけでタクロリムスの血中濃度が安定するまでは入院になるのかな~

いよいよ今年4回目の内視鏡・・・

でも前回(3/8)よりは不安感はないな。。
あのときはほんとに何の病気だか分からない位の勢いだったから、心配だったし・・・

また今回は比較的すんなりマグコロールPを飲むことが出来た。
飲むと予定通り便もすっかり透明に。
さすがに内視鏡4回もやれば慣れるか!!(慣れたくない・・・涙)

しかしその後、検査に呼ばれず、呼ばれたのは14:30過ぎ。

まぁ、検査の順番があるから仕方ないけど、腹が減るのだ。。

さて、それではいよいよ検査開始。

相変わらず、一番奥までカメラを延ばして回腸(小腸)から観察。
すると、上行結腸までは特にびらんは見つからない!
横行結腸からややびらんが見えてきたけどその後S状結腸付近はまたきれいになってる。
そして最後に直腸の部分だけど、ここはさすがに潰瘍がひどかったのでここの細胞を採取して終了。

その後の先生の所見でこの状況では本来タクロリムスは使用しないレベル(軽症)とのことだった。。
ただ、直腸付近の潰瘍が原因で現在のガスや膿が出ていると考えられるとのことで、免疫抑制剤は身体全体に効力を発揮する為、タクロリムスを続けてみましょうとのことだった。

先生、大腸が直腸以外はだいぶ快復したとのことで喜んでくれたよ♪

そんなわけで今回の検査は順調に終了となった。

でもやっぱり検査は疲れるわ~

今日は5回目のGCAPを受けてきた。

今回はちゃんとペンレス忘れずに貼ったぞ!笑 

そのあとの診察の時、前回処方してもらったイリボーやペンタサとプレドネマの混合注腸の効果があまり現れず、相変わらず便回数が多いため、今回新たにリンデロン座薬を処方された。

この薬もステロイドとのことでその副作用率はプレドニンより高いとのこと。

でもここまでいろいろな薬やGCAPをやっても症状が改善されないとすると全大腸にびらんや潰瘍があるというよりは本当に肛門付近の直腸に潰瘍があると考えられ、注腸ですら通り過ぎてしまうほど入り口に近いとこの潰瘍の可能性が高い。そのため、注腸より入り口を攻められる座薬に切り替えたとのことだった。

またGCAPは今月いっぱいやってみようってことになった。

まぁここまで来るととりあえず早く落ち着いてほしいだけなので、座薬をやってGCAPも続けてみようと思う。

ではこれより座薬行ってくるぞ~笑。。。

今年3回目の大腸内視鏡検査は無事に終わった。

しかしいろんな意味で疲れたぞ・・・

それでは今日一日の報告をします。。
まずは検査の準備から。
今回は13時頃から検査と言うことでマグコロールは8時頃から飲み始めた。
入院中ということで少しずつ飲んでくださいと言われたからゆっくり飲んでいたけど、1L到達したくらいからやはりつらくなってきた(飲む量は1.8L)。そこからペースダウン・・・10時には飲み終える位で飲んだんだけど最後の200ccがつらくて・・・
それでも11時前には飲み終えてあとは大腸の洗浄を待つだけ。といっても飲んでる最中の9時過ぎにはトイレの往復だった。もっとも始めの方はマグコロールの影響か単にいつもの下痢か分からなかったけど・・汗

10時過ぎにはだいぶ透明の便に変わり、マグコロールが出ているのが分かってきた(さすがに今年3回目だと要領がつかめてくる!涙)。
そして12時には看護士さんにも便を確認してもらい(これが以外と恥ずかしい!)、ほぼ準備OKになったので検査着に着替えて検査待ちになったが・・・

その後、12時半頃再度トイレに行ったらなんと今度は緑色の液体が出た!まるで緑茶のような透明で緑色の便だった。とりあえず、看護士さんに見てもらって画像を撮って先生に見てもらうことになったが、透明なので検査には問題ないでしょうとのこと。
しかしどうなっているんだ、私の腸は!!!カビだらけなのか!?と、検査前にかなり不安になってしまった・・・

そしていよいよ検査室へ
検査室で横になっていると先生が来たので先ほどの緑色便の画像を見てもらった。とりあえず、何かは分からないけど透明だから検査して確認しましょうということになった。ちなみに前回の内視鏡の時にカビの検査もしていて陰性だったとのことでカビが原因ということはないらしい。

そしていよいよ検査へ
以前の記事で直腸炎型のUCでこれだけ下痢が続くことはまれという記事を書いたが、症例として今後の参考にするためか、3人の先生が私の大腸内視鏡の様子を見守ってくれた・・・(そんなに珍しいのか!?)

検査開始!前回同様内視鏡カメラはスムーズに大腸の中を進んでいった。
そして直腸の潰瘍を確認。そのまま奥の方に進んでいくと先生から「オー」という声!
カメラの映像を見るとそこにはびらんが大腸全体に拡がった映像が!!

100308_colitis1.jpg←大腸のびらん画像です。苦手な方はクリックしないでください→ 100308_colitis2.jpg

 精神的にかなりのダメージ・・涙

その後、カメラは大腸の一番奥まで進む。
そして小腸到達。今度は先生が「おー、回腸(小腸の末端)はきれいだ!!」の声。

100308_intestine1.jpg←小腸の画像です。同じく苦手な方はクリックしないでください・・・

少し落ち着く・・・汗

さらにその後、虫垂(盲腸)を確認して異常がないので少しずつカメラは戻って先ほどのびらんが拡がった部分で検体を採取。

採取している間に先生方と少し話をしたけど、この状態はUCの典型ですかと聞いたら「典型的な全大腸炎型のUCだ!」と言われた。その後もびらんがひどい部分の検体を採取しているときに、「今回の内視鏡で完全にUCであることと小腸に異常がないことが確認できたのでUCに対して強力な治療を施して行きましょう!」との力強いコメントを頂いて、検査終了となった。 

大腸全体にびらんは拡がっていたが小腸に異常がなかったこととまだ大腸全体がびらんで潰瘍にはなっておらず、処置可能とのこと。

100308_Ulcerative_Image.JPG←潰瘍とびらんのイメージ図

そして検査後、入院担当の先生が今後の方針を説明しに来てくれて、「顆粒球吸着療法(GCAP)」という治療を行いますと言われた。顆粒球吸着○×!??

この療法は全大腸炎型の潰瘍性大腸炎活動期やクローン病に適用される療法で右手から血を抜いて左手に戻すという簡単な透析のようなものだった。明日また冊子も持ってきて、詳しく説明してくれるとのこと。

さらにこの治療開始まで内服薬も増量とのこと。

まず5ASA製剤のアサコールを再開(結局アサコールの副作用については否定された・・・でもあのときの悪化は副作用ではないと完全には言えないとの事だったが、副作用発現よりも本来の5ASA製剤の効力を採用した形になった。これも治療上の有益性が危険性を上回るってことだろう。)。

そしてプレドニンも現在の2錠(10mg)から6錠(30mg)に増量して内服としても強力に治療していくことになった。
※現在処方されている薬(プレドニンとアサコールは明日から)
・プレドニン錠6錠30mg/日
・アサコール錠9錠/日
・ビオスリー錠6錠/日
・クラビット錠1錠500mg/日
・フェロベリン錠6錠/日
・イリボー1錠/日

ちなみに今日はマグコロールでトイレに行ってたので正確な回数は数えられなかったけどだいたいで今のところ10回位かな。昨日は一桁の9回だった!

しかし今日は疲れた。病変が全大腸炎型に悪化していたのはショックだったけど、内視鏡によって治療方針がはっきりできたことと小腸に異常がなかったのが救いかな。

今までの対症療法的なものよりも具体的になってきた気がするのでとりあえず顆粒球吸着療法とやらに期待して頑張ろうと思う。。

てことで、長い一日が終わりを告げた・・・

あっ、そういえば、結局緑色の便は原因不明・・・気にしなくて良いって事か!汗

2013年6月

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